平成１７年２月２６日（土）　

　久里浜港に立つと東京湾の向こうにそびえているのが鋸山だ。
高い山が少ない千葉方面の中ではとりわけ目立つ山であり、一度は登ってみたいと思っていた。
天気も良さそうだったので新しい登山靴の慣らし運転も兼ねていざ出発。
金谷港から街中を歩くとほどなく登山道の入り口となる。案内板に従って車力道コース登山道を登る。昔は石切場から石を運んだと言う石畳の道を登ってゆくと、石切場跡に出る。垂直な壁を下の方からえぐるように石を切り出したのだろう。大きな岩が天井のようにオーバーハングしていて「天空の城ラピュタ」のような不思議な世界だ。
頂上付近に出るとロープーウェイで登ってきた観光客ばかりでハイヒール姿の女性も多い。登山靴を履いている私の方が場違いな感じだ。
ロープーウェイ頂上駅の食堂でゆっくり昼食（宴会？）を楽しみ、下り道は日本寺を通って千五百羅漢道や大仏を見た後、保田に下る。保田駅に行くつもりが道を間違えたため、そのまま金谷まで国道を歩いて戻る。当日は気温が低くすっかり体が冷えてしまったので金谷の旅館に立ち寄り、温泉につかった後、フェリーに乗って帰宅。

フェリーから望む鋸山 登山道の案内板 車力道の石畳

登山道の途中から望む金谷港 地獄のぞきを下から見上げる 地獄のぞき

百尺観音 日本寺大仏